内山悠里菜さんの一人のファンのエッセイ的備忘録
どうも、みらいんです。
今回の記事は私が内山悠里菜さんのファンになってからの話をエッセイ風に綴っていきたいと思います。
といっても、全てを書けるわけではないので要所だけを抜き取って簡潔に書いていきますよ~ん。
まあちょっと長いので、ガチで暇ですることがないよって人だけ読んでください。
ちなみにそんなに面白くありません。ただの個人的な備忘録です。
第1章 出会いの2020年
【きっかけは超!CUE!&Aとの出会い】
これは当時、私が病気で入院していた時の話だ。
2020年2月のある日。
ふとスマホで聴いていたアプリから流れていたのは「超!CUE!&A」だった。
初めてこの番組を聴いたのは火曜日。
本当にこの時、超A&Gを気まぐれでつけていなかったら別の道を歩んでいたんじゃないかって本気で思うくらい、CUE&Aとの出会いは運命だったように今では感じる。
一人で寂しかった私の心に一筋の光が射さったような気がした。
それから、入院中であまり娯楽のなかった私は、それからCUE&Aを聴き始めるようになる。
ある日、「DIALOGUE+」のユニットの存在を知った。
確か「好きだよ、好き。」のMVが公開されてから、そういえば内山さんと宮原さんはこのユニットに所属しているんだっけ?みたいな軽い気持ちでクリックしたそのMVは、私にとって内山さんをいずれ心の底から応援することになるきっかけとなった。
その頃はラジオを聴き始めたものの、CUE&Aの4人以外は当然知らなくて、CUE!とDIALOGUE+の境界線も碌にわからないまま過ごしていて。
内山さんと宮原さん以外知らないのに、8人が国際フォーラムのステージの上で"想い"を"言葉"にしている姿はとても印象的だった。
円陣のシーンなんかは涙が止まらないほどに。
まっすぐで、夢に向かって一生懸命に走り出そうとする8人。
私の目には"勇気"と"覚悟"を持っているように映り、自然と見ている私も背中を押された。
いや、押されずにはいられなかった。
私も頑張ろうって、勝手に心が衝動的な何かに上書きされていた。
この人たちの音楽なら、きっとどこまでも羽ばたいていけるって、あの時本気でそう思った。
それくらい純粋でまっすぐなパワーが8人の歌や言葉にはあったと感じる。
それが全ての始まり。
何かが始まる音が、全身を駆け巡った瞬間だった。
【あの日、私は内山悠里菜さんのファンになった】
3月に退院してからも、欠かさずCUE&Aは毎週聴いていた。
ただ、その時はあくまでラジオとして面白いから聴いていたのであって、CUE!やDIALOGUE!に大きな情熱を抱いていたわけではなかった。
しかし、転機は突然やってくるものだ。
今でも鮮明に覚えている。
2020年4月6日に行われたCUE&A月曜日のスペシャルトーク。
私はその放送で、本当の内山悠里菜さんを知ることとなる。
当時、4月8日にDIALOGUE+にとって初めての1stミニアルバムがリリースされることとなっていたが、直前の4月7日に緊急事態宣言の発令。
向かい風なんて言葉が軽く思えるくらいにこの先の未来の展望なんて不透明だった。
DIALOGUE+やCUE!だけじゃなく、エンタメ業界もそれ以外も、どこもかしこもパンデミックの状況下でどうしたらいいのか右往左往していたように感じる。
そんな宣言が示唆されている前日に内山さんが語った言葉は、とても人間味に溢れていて、感謝と優しさと強い意志を感じた。
「やっぱり私達は応援してくれる人がいないと届ける場もないし、頑張っても届かない時もある。でも、皆さんがいてくれるからこそ、届けたい想いを声にしたいと思える」
これは内山さんが放送内で実際に語った言葉である。
まっすぐだって率直に思った。
いつもは天然でぽわぽわしているのに、ここぞというタイミングで胸の内に眠っている何かを包み隠さずに曝け出してくる。
少なくとも心が弱り切っていた私にとっては衝撃的だった。
ファンの人に寄り添い、大丈夫だと伝えようとする内山さんの姿は、まるで太陽だった。
これから先、どう生きていいかわからなくて不安だった私は、気づいたら氷が解けた後のような温かさに包まれていた。
思い浮かんだのは「好きだよ、好き。」のMV。
あの時、どうして内山さんは涙したのだろう。
その答えの本質が、言葉にできないけれど直感的に解った気がした。
だからこそ、もっとこの人の音楽を、歌を、ダンスを、見てみたいって思った。
諸々の理由でもう特定の声優ファンやアーティストのファンになるのはやめようって思っていた。
でも内山さんだったら、この人が見せてくれる未来だったら、その未来の景色に私もいたいって本気で思った。
内山さんはどんな音楽をこれから見せてくれるのだろう。
内山さんの目指す先の未来はどんな色に染まっているのだろう。
内山さんを応援することで私自身も変われるかもしれない。
こんな弱い私でも、新しい一歩を踏み出せるかもしれない。
本気で、最後まで、内山さんのことを応援したいって思った自分に正直でいたくて。
だから、内山さんを応援しようとした時に最初に決めたことがある。
これが、"最後"だと。
誰か一人を応援するのはこれで最後にしようと。
かくして、私の"応援"という名の最後の旅は幕を開けた。
【ラジオにメールを送るのって楽しい】
いざ内山さんを応援しようと決めたとはいえ、特別何かをするわけではなかった私がこの頃熱中していたのは、CUE&Aにメールを送ることだ。
とりわけメールを多く送っていたのが内山さんがパーソナリティーを務める月曜日。
初めの頃はどうやったらメールが採用されるのか試行錯誤する毎日だった。
今でこそ採用の為には送っていないのだが、この時は採用されたらもしかしたら内山さんにいつか名前を覚えてもらえるかもしれないという淡い希望を抱いていたのだ。
しかし、世の中そう簡単に上手くはいかないもの。
私が聴き始めた頃は常連と呼ばれるメール職人たちが日々採用されており、この中に割って入るのは難しいんじゃないかと落ち込むこともあった。
しかし、めげずに何度も送り続けて、いざメールが読まれて名前を呼ばれた日には、柄にもなくガッツポーズをしたりして、人一倍喜んでいたように思う。
初めて月曜日で採用されたメールは、なんてことのないお悩み相談。
ちょうど大学の研究室に配属された私は、どう先輩と接していったらわからないという内容だったのだが、内山さんは「ゆりんころすけ」みたいな自分だけのニックネームを付ければいいんじゃない?と返されたのを覚えている。
ちなみにこの「ゆりんころすけ」は個人的に気に入っており、今でもたまにゲームの名前で使わせてもらっている。見かけたらどうぞよろしく。
メールを送る数が増えるにつれて、次第にふつおたやコーナーの雰囲気や分量などを把握でき、採用される数も同時に増えていった。
ラジオにメールを送るのって楽しい。
ラジオって楽しくて面白い。
素直にそう思えたし、思わせてくれた月曜日には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
【内山さんの音楽という宝箱に触れた瞬間】
2020年6月に行われたDIALOGUE+のぼくかくオンラインで、私は内山さんのパフォーマンスに感銘を受けた。
それまでは、MVやダイジェスト動画のような形でしか見たことがなかったので、オンラインとはいえリアルタイムでがっつりと内山さんを見るのは初めてだった。
そもそもオンラインライブ自体初めての経験だった私は、本当に楽しめるのか心のどこかに不安があったと思う。しかし、そんな不安を一蹴するように「ぼくたちのかくめいへようこそ!」と力強く宣言した8人の圧倒的なパフォーマンスは私の音楽に対する価値観を一変させた。
歌も踊りも全力で一生懸命に。
そんなユニットの信念が画面越しにひしひしと伝わってくる。
表情はまるで目の前に観客がいるかのように笑顔を崩さない。
MCはほとんどやらずに、音楽で物語を繋ぐ。
それは紛れもなく"ライブ"だったように感じる。
内山さんの柔らかくて温かい歌声。
それに対して、身体全体を大きく使った力強いダンス。
喜怒哀楽を乗せたカラフルな表情。
初めてのオンラインライブとは思えないほど、内山さんの可愛いだけじゃなくかっこいいライブパフォーマンスは私の心を射止め、更に好きになるには十分すぎた。
「ぼくらは素敵だ」の「約束だよ いつまでも心を繋げ」。
振り絞るように感情を溢れさせたその歌声を聴いた時に"確信"した。
僕は内山さんの表現する音楽が好きなんだと。
可愛くて、かっこよくて、みんなで作り上げる楽しい音楽。
それを自然に体現する内山さんは、まさに音楽そのものなのかもしれない。
そんなことを思いながら、居ても立っても居られず、私は便箋にその時の気持ちを深夜だというのに書き綴った。
それが、私にとって初めて内山さんに書いたお手紙となった。
【謎解きはキスのあとで、あざす】
8月といえば、DIALOGUE+の新曲発表公演の走れ君だろう。
この公演もオンラインではあったのだが、夏花火やダブルボーカル制の曲が朗読劇を交えながら披露されるというもので、これまで The 音楽といえるようなライブにしか行ってこなかった私にはとても新鮮だった。
この公演で、私はあの曲と出会うことになる。
そう。「謎解きはキスのあとで」だ。
謎解きは内山さんと宮原さんの二人がメインボーカルを務める曲で、どこか90年代のJPOPらしさを感じるメロディーに二人の甘い歌声が絶妙なバランスで合わさるラブソング。
私にとってDIALOGUE+の中では特別な二人がセンターボーカルだったということもあるが、それ以上に二人の掛け合いに魅せられて、この曲が大好きになった。
ストーリー性のある歌詞に散りばめられた感情を、目線と歌い方と表情で作り上げていくステージは、まさに自分が物語の中にいるみたいに錯覚してしまうほど。
傘を使った踊りや、左右4人に分かれて対照的に繰り広げられるフォーメーション。
「さぁ、名探偵諸君 私達を捕まえてごらん?」など声優ならではのセリフの言い回しもずるい。
聴くたびにこの曲は表情を変える。
そしてまた、その繊細さを表現できる二人の実力は本物だった。
【CUE! 1st Partyと夢見る東京国際フォーラム】
時は流れ、気づけば11月。
それなりに順調に内山さんのファンをしていた私は、延期されていたCUE! 1st Partyに参加することになる。
10月のDIALOGUE+JAM vol.2には参加していなかった為、私にとってはご時世になってから初めての現地ライブ。
関西民だというのと、朝起きるのが苦手だったので、昼の部の開演時間を考慮して東京に前日入りをした。
ライブの前日には東京の友達と合流し、私の中でどうしても行きたい場所に赴いた。
それは、東京国際フォーラム。
何度か足を運んだことはあるものの、DIALOGUE+の「好きだよ、好き。」のMVを見てからは特別な感情を抱き続けていた。
入口に向かう通路は、夜に照らされて真っ白に輝きを放っていた。
いつか、きっと、この場所で。
センチメンタルになりつつも、また来たいって思った。
次は8人全員がいる時に。
翌日、今度はまた別の友達と川崎のライブ会場へと向かった。
会場に近づくにつれて、ライブTシャツを着た人を見かけることが多くなっていき、久しぶりにライブにやってきたんだという実感も沸いてきた。
会場の中に入り、いざ自分の席に座ると心が震えだしたのを覚えている。
ライブ前に緊張することはよくあるのだが、今回は違った。
なにせ初めて生で内山さんをこの目で見ることができるのだから。
いつもはラジオや動画で、画面の中にいる内山さんしか見てこなかったから、やっと初めて内山さんと出会えるんだって思うと、緊張せずにはいられなかったんだと思う。
客席が真っ暗になり、いざステージの幕が上がると、ずっと夢にまで見た景色が広がっていた。
初めてこの目で見る内山さんは、映像で見るよりも何十倍も美しく、華麗でしなやかだった。
何よりも笑顔が素敵だった。
陽菜として歌う内山さんは、「One More Step」で頼もしくて楽しい陽菜を見せてくれて、「Red or Blue?」ではカッコイイ陽菜を見せてくれた。
AiRBLUEの16人曲では、リーダーズの一員としてみんなをパフォーマンスで引っ張り、支えていた。
ヒロインオーラを纏っているだけじゃなく、役者としてステージに立ち、笑顔で歌を届けてくれた内山さんは、私にとっては最高の六石陽菜の声優であった。
アニメ化発表も本当に嬉しくて、CUE!のこともますます好きになった。
いつかアニメのヒロインとして内山さんに出演してほしいという私の夢も叶うんだって思ったら、本当に感無量だった。
ライブが終わった後は、一緒に参加した友達と東京駅の近くの居酒屋で泣きながら飲んでいたのを覚えている。あの時、僕は友人にこんな言葉を自然に零した。
「これまで内山さんを応援してきてよかった」
内山さんと出会ってから、いろんな新しい景色を見ることができていて、内山さんと出会えたから、今の私があるといっても過言ではない。
この時抱いていた応援の熱量は、今も同じままだ。
第2章 駆け抜けた2021年
【はじめてのオンラインお話会!】
年が明け、「ぼくたちの現在地2021」を終えて、DIALOGUE+の2ndシングル「人生イージー?」と3rdシングル「あやふわアスタリク」のオンラインお話会が開催されることとなった。
私にとっては初めて内山さんと話す場。
当然、何を話していいかわからなかったし、とにかく20秒という少ない時間で伝えたいことをちゃんと伝えるために事前に原稿を作って、何度も読んで練習をしていた記憶がある。
結局話したことと言えば、CUE&Aの月曜日の懸賞で当選した「しなフィンくん」のぬいぐるみを見せたことと、内山さんへの日頃の感謝を伝えただけだったと思う。
1枠目で名乗ると、内山さんから「いつもメールありがとうございます!」と返ってきて、まさか覚えられていると思っていなくてさすがにびっくりしたが、特に詰まることなく時間内ぴったりに収まるように会話ができたのは我ながら上手かったと感じる。
その時のオントレポを振り返ってみると、最後にお互いに手を振りあう瞬間が一番幸せだったと書いてあった。
内山さんの笑顔ってずるいよね。
笑っているだけで人を幸せにするあの笑顔は、まさに魔法なのかもしれない。
初めて内山さんと話し終えた後の心境としては、嬉しかったとか楽しかったといった感情よりも"幸せ"という気持ちだった。
大好きな人と、オンラインとはいえ言葉と心を通わせながら話すことができる。
きっと本当はそれだけで十分幸せすぎることなのだ。
【ぼくかく再、忘れない桜の景色、それを青い春と謳う】
1年越しに再演という形で開催されたぼくかく再。
東京ドームシティホールで行われたこの公演だが、私が内山さんを応援してきた景色の中で忘れられない景色がそこにある。
それが「ぼくらは素敵だ」の桜の景色だ。
もっと具体的に話すと、「ぼくらは素敵だ」の曲中にステージ上から桜の花びらを模した数多の紙が客席に向かって振ってきたのだが、客席からその光景を眺めていた私は素直に美しいと思った。
照明の青いスポットライトも相まって、"青い春"だと感じたのを今でもはっきりと覚えている。
私にとっても、DIALOGUE+の8人にとっても、ぼくかく再は特別な意味を込めたライブだったと思う。
少なくとも私にとってはそれくらい密度の濃い1年間だった。
だからこそ、どんな桜吹雪の景色よりもあの桜は綺麗だった。
ぼくらはメンバーもログっ子もみんな含めて素敵なんだよって言われた気がした。
それが嬉しかった。
内山さんと出会ってから、ファンとして応援し始めて、その全てが正しいんだって思えた。
落ちサビの「絶対負けるもんか!」と叫んだ内山さんの力強い歌声。
たった一言かもしれない。
だけど、内山さんの心の奥に宿っている熱い気持ちが音楽を通して伝わってきた。
それは信念とでも言うのだろうか。
名前を付けることすらもったいないくらい、その声は私の心も熱くさせた。
アンコール後の昼公演のMCでは、涙ながらに「皆さんの応援があるから私たちは今ここにいる。皆さんからもらった応援を全て返しきれているかはわからないけど、でも私達はいつでも皆さんのことをちゃんと見ています」と語ってくれた。
いつも内山さんはファンへの感謝を忘れない。
本当はこっちが貰いすぎて返しきれていないのに。
でも、こんな関係性もありだなって思った。
お互いがお互いに感謝して、一緒にこの先の未来に向かって前へ進んで行ける。
「約束だよ いつまでも心を繋げ」
新たな"革命"と"約束"は、青い春を超えて次なる舞台へと航路を進める。
「ぼくたちのかくめい![再]」本当にありがとうございました!
— 内山 悠里菜 (@uchiyama_yurina) 2021年4月25日
6/20、あのときは配信で、誰もいなかった客席が、今日はいっぱいでした。
やっと直接届ける事ができて
凄く、凄く嬉しかったです。
これからもダイアローグをよろしくね!🥰
(画像は6/20の時のと今日の私)#ダイアローグ #ぼくかく再 https://t.co/Iimdq682RV pic.twitter.com/BFN4HxNhHj
【花咲く僕らのアンサーはフラフラ繋がれ、答えはすぐそこに】
2021年4月~6月にかけて行われたフラフラ公演。
私は5月のゲネと本公演だけチケットが当選したので、その2公演だけ現地参加し、他の公演は配信で拝見した。
確か5月の公演は金曜日で平日だったのだが、大学院生としてあまり研究はやらずに講義もオンラインで暇だった私は学業に支障をきたすことなく普通に参加することができた。
当時はチケットが単番での申し込みだったのだが、運が良いことに友達と自然連番することができて一緒に喜びあったことを覚えている。
このフラフラ公演で私が内山さんに感じたことといえば「仕掛けている」「変化を付けている」だ。
それまでの内山さんは一定の水準で安定したパフォーマンスをしているように映っていたのだが、ところどころ振りで変化を付けてきたり、歌い方にアレンジを加えたり、笑顔もまっすぐな笑顔から目を細めた微笑みまで表情としてのバラエティーが出てきたように感じた。
特に個人的に好きなのが、夏花火の1Aの「新しく買った浴衣はかわいくしてくれてるかな?」でスカートの裾を上品に持ち上げる振り。
それまでは前を見て歌っているだけだったのに、キュートにドキッとするような振りのアレンジを加えてきたのは純粋に嬉しかった。
公演毎に成長して、パワーアップした音楽を内山さんは見せてくれる。
だから、内山さんは最高なのだ。
フラフラで一番心に残っているのが「花咲く僕らのアンサーを」のゲネでの初披露。
3列目センターで見ていた私は、ダンスフォーメンションが内山さんとさっぴとまつの3人がセンター付近に配置されているのを見て嬉しくなったし、内山さんの音楽や笑顔を真正面で受け止めることができて最高だったのは言うまでもない。
「また春はやってくる "不安"は"楽しみ"になる」
この曲を歌っている内山さんは楽しさで満ちた顔をしていた。
音楽って、やっぱり楽しい。
そう思うと、私の中でDIALOGUE+における内山さんの立ち位置がわかってきたような感じがした。
【内山さんと初めてのフォトナ共闘】
具体的な時期はあまりはっきり覚えていないのだが、6月頃に内山さんと一緒にフォートナイトを遊べることになった。
私は内山さんが3月に声優e-Sports部に所属した時から、こういうこともあるかもしれないと思って密かに練習をしていたのだが、それでも当時は建築もほぼできない初心者。
フォートナイトは内山さんが大好きなゲームだ。
足を引っ張ることはできない。
いざ共闘できるよと伝えられると緊張が止まらなかった。
しかも、ボイチャで内山さんや他の演者さんと一緒に話しながらプレイするということもあり、当日の胃の荒れ具合はかなりのものだったと思う。
モードはスクワッドで、私と内山さんとりこぴんさんともう一人の参加者という構成。
耳元から内山さんの声は聞こえてくるが、正直なところ緊張がゆえにあまり喋ることができなかった。
それでも、途中で内山さんが私の体力ゲージを見て「ミニポいりますか?」と声をかけてくれたのは本当に嬉しかったし、「ありがとうございます」とちゃんとお礼も言えてよかった。
試合の結果としては9位というそこそこの位置。
最後はなぜか私だけ生き残ってしまって、どうしようどうしようと迷っているうちに為す術もなく敵に撃ち抜かれてしまった。
内山さんもりこぴんさんも最後まで声援をくれてとても嬉しかったのだが、何よりも不甲斐ない自分で申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
フォトナを内山さんと一緒にプレイするという私の夢の一つが叶ってもちろん嬉しかったのだが、それ以上にビクロイを取れなくて悔しいという思いが勝った。
まだまだ建築の仕方も、エイムも仕上がってない。
こんなんじゃ全然だめだ。
だから次こそは、ビクロイを取りたい。
その為に、もっともっと練習する。
この瞬間、私の夢の一つに「内山さんとビクロイを取る」ことが加わった。
【8月、内山悠里菜さんと陽菜と飛行機雲】
この時期で印象的だったのは、CUE! 2nd Partyだ。
ライブの「音楽を通して、手紙を紙飛行機にして送る」というコンセプトもとてもわかりやすかったし、これまでのCUE!のライブで個人的に一番楽しめたように思う。
陽菜といえば「リトル・バイ・リトル」や「届け君へ」といった"手紙"に関するエピソードが多い。だからこそ、最初の手紙のナレーションが陽菜だったことが解釈一致で嬉しかった。
私が聴けて一番嬉しかった曲といえば、「Field of Flowers」と「ミライキャンバス」だろう。
前者は、Flowerの4人のギュッと結ばれた温かい絆を感じたし、花のように皆で見つめ合って回るダンスも良かった。
特に内山さんのFlowerの皆が大好きだという想いを乗せた歌は本当に感動した。
陽菜だったらきっとこんな表情でこう歌うって、そんな内山さんの意志が伝わってきた感じがした。
まちがいなく、Flowerの4人で作り上げたステージだったと思う。
「ミライキャンバス」の落ちサビ「ねえ大丈夫 この絵をそう信じていてね」を陽菜として歌う内山さんの姿はとても美しかった。
信じる強さ。過ごした時間と交わした約束。
その全てを包み込んだような希望に溢れる笑顔。
太陽のように照らす優しくて頼もしい歌声。
そんな内山さんを見た時に、陽菜の役者が内山さんで良かったと心の底から思った。
きっと内山さんも陽菜も、"優しさ"という"強さ"を持っている。
飛行機雲のようにふわふわと、だけどまっすぐに青空に向かって。
それは"AiRBLUE"に染まった素敵な音楽の手紙だった。
【いざ、リベンジのビクロイへ】
9月には、再び内山さんと一緒にフォトナをプレイする機会が与えられた。
前回の共闘では悔しさが残った結末となったこともあり、毎日とはいかないまでもそれなりに練習は重ねてきた。
建築も上達したし、少なくとも足を引っ張ることのないレベルまで底上げできたように思う。
その時の共闘は、私、内山さん、髙橋麻里さんの3人でのトリオとなった。
まさかのパーティー内の参加者が私一人というのは当日知らされたのでびっくりしたのだが、今度こそビクロイを取りたい!という情熱を燃やしながら挑んだ。
この頃にはオンラインお話会を重ねていたおかげでコミュニケーションは緊張することなく取れ、楽しく二人と会話しながら遊べていたように感じる。
相変わらず内山さんにミニポやデカポを譲られる展開になって笑ってしまったのだが、これはこれで私らしかったと思う。
マッチは順調に進み、最終盤面ではゴリゴリの建築バトルが繰り広げられることになる。
練習して強くなったとはいえ、やはり二人の方が私よりも断然上手い。
敵にダメージを与えることはできていたが、2回ほどノックされてしまい、その都度カバーして起こしてもらっていたのは申し訳なかった。
しかし、最後の最後まで敵パーティーに喰らいつき、見事ビクロイを勝ち取った時には嬉しすぎて喜びを爆発させた。
努力が報われるとは限らないが、それでも努力したからこそ叶った夢がある。
何より内山さんと麻里ちゃんと一緒にビクロイを取れたことが何よりも嬉しかった。
この後、マッチ中に誕生日について会話したこともあってか、内山さんに「ちょっと早い誕生日プレゼントだったね」と言われて、それでまた頬を緩めてしまったので本当にずるいと思う。
この日のビクロイは、私の中で内山さんを応援していて三本の指に入るくらい嬉しかった思い出となった。
【たががお手紙、されど私だけの言の葉】
9月に入ってから、私は毎月隔週で内山さんにお手紙を書いて送ることとなる。
きっかけは大したことないのだが、友達同士で隔週で推しに手紙送ってみない?という軽いノリから始まった。
最初の頃はLINEグループで手紙を送った報告をしていたのだが、気づけば徐々に報告が無くなり、今では誰も報告しなくなっている。
ちなみに私はというと、普段から月1のペースでお手紙を書いていたこともあって、隔週になったとはいえ負担になることはほとんどなかった。
今までは一通にまとめるために多少削っていた部分を毎月二通に分けて書くことができるようになったため、むしろ私にとってはちょうどよかった。
ある日、誰かからこんなことを言われた記憶がある。
「どうして、そこまでしてお手紙を送るの?」
手紙は書く人のスタイルにもよると思うのだが、それなりに時間はかかる。
下書きを書いて、誤字脱字チェックをして、清書をして、合計で5時間以上かかることなんて普通にあるし、一通を書くのに最大で15時間もかかったこともある。
だからこそ、私は応援している人に対して"愛"がないと書けないと思っている。
本当にその人のことが好きじゃないと書けないもの。
それが手紙なのだ。
これは完全に自論なのだが、私がお手紙を書く理由は本人に何かを伝える手段の中で手紙が一番最適だからだ。
ファンにできることの一つに、演者のパフォーマンスを受け取って、何らかの形にして返すことがあると思っている。
「言葉」で返すのであれば、"可愛かった"とか"良かった"の一言で返したくない。
どうして応援している人が一生懸命頑張ったものを、たった一言で片づけられるのだろうか。
そう思い始めてから、自分のリズムで好きなように文章を書くことのできるお手紙はとても便利なツールに感じた。
Twitterやインスタ等のリプや、ラジオのふつおたは字数制限があるから、どうしても型に当てはめて文章を構成することになる。
でも、お手紙は違う。
自由だ。
言葉のチョイスも、文章構成も、書きたいことを妥協無しに書くことが出来る。
それに、"手書き"で文字を書きたいという私なりの拘りも大きい。
文字というのは個性が現れるものだ。書き手の性格や感情が文字になって伝わる。
そこに心と心のやりとりが生まれるのだ。
たかがお手紙って人によっては思うかもしれない。
リプやDMと変わらないと感じる人も当然いると思う。
でも、自分で手書きで文章を書き、考え、綴った言葉は、間違いなく私だけの"言の葉"だ。
その言の葉が、少しでも追い風となるように。
理由なんて、私にはきっとそれだけで十分なのだ。
【そうだ、凱旋公演のお花を贈ろう】
2021年10月~11月に開催されたDIALOGUE+の1stツアー。
その公演の中に内山さんの地元の愛知公演が含まれていた。
「そうだ、凱旋公演のお花を贈ろう」
自然とそんな想いが湧いてきた。
お花自体はこれまでに何度も贈ってきたのだが、私はここで新しい挑戦をすることになる。
それが「企画」で贈るというもの。
それまでは個人でお花を贈ってきたので、企画でやるといってもノウハウはなかった。
それに当時はログっ子の方たちとほとんど接点を持ってこなかったこともあり、企画に人が集まるのかという不安もあった。
それでも、せっかくの内山さんにとっての晴れ舞台。
一人で贈るくらいなら、みんなでお花を贈って祝いたいという気持ちの方が強かった。
こんなにもたくさんの人が内山さんのことを応援しているんだよってどうしても伝えたかった。
ありがたいことにたくさんの人に参加していただき、結果としては大成功だった。
絵師さんにも初対面なのに快く依頼を受けて頂いて、本当に嬉しかった。
それだけでなく、企画に参加した方から「ありがとうございます」というメッセージを受け取る度に、本当に大変だったけどやってよかったと心の底から思えた。
私がお花を贈る大きな理由にこんなものがある。
言葉よりも「大切な想い」を届けるため。
凱旋公演のお花に込めた意味は「このお花が内山さんにとって輝いてやまない景色の一つになってほしい」というもの。
お花の花びら一つ一つがファンの皆の想いだ。
だから、あのお花はみんなで作り上げたお花。
企画に協力してくださった皆様、あの時は本当にありがとうございました。
【輝いてやまない景色は最高の音楽だ】
DIALOGUE+の1stツアーのMCで、内山さんはこんなことを語った。
最初はそこまで音楽が好きじゃなかったこと。
でもDIALOGUE+に出会って、その価値観が変わったこと。
メンバーの皆、スタッフ、ログっ子の皆がいたから音楽を好きになれたこと。
下手って思われてもいい。笑われたっていい。
それでもDIALOGUE+を通して知った音楽の楽しさを皆に届けたいこと。
「音楽を楽しめるようになった私の"かくめい"が起きました」
本当に弱い人は、弱ささえも他者に話すことができない。
だから、内山さんは強い。
大勢の人の前で弱さと向き合い、克服し、音楽を通して伝えたい目標を包み隠さずに話してくれたのだから。
それは誰にでもできることじゃないと思う。
少なくとも私にはできる気がしない。
だからこそ、あの言葉を言うのに内山さんがどれだけ頑張ってきて、音楽と向き合って答えを出してきたのかなと考えるとありがとうと伝えたくて仕方なかった。
あの内山さんは、間違いなくあの日あの場所にステージに立っている「今」の姿だった。
可愛くて、かっこよくて、みんなで作り上げて、そして楽しさを全力で伝えてくれる内山さんの音楽。
そんな内山さんのことが、内山さんの音楽が大好きだって改めて思った。
「君と見たいよ 輝いてやまない景色を」
「透明できれい」の内山さんの落ちサビの歌。
東京公演でその歌声を聴いた時、鳥肌が立った。
心の琴線が響いた。
音楽が、言葉を超えた瞬間だった。
優しさも、弱さも、楽しさも、強さも、"声"となって心にそっと溶け込むような歌。
透明で、きれいで、そしてあったかい。
心と心が結ばれた気がした。
内山さんは"リボン"のような方だ。
その時初めてそう思った。
リボンには"結ぶ"役割と"守る"役割があると個人的に思っている。
内山さんはいつも彼女の音楽と等身大の言葉で、これまでDIALOGUE+のメンバーの絆もログっ子との絆も繋いで守ってきたんじゃないかと感じたんだ。
少なくともそんな内山さんのファンになれて、私は嬉しい。
誇りに感じる。幸せだ。
きっと「輝いてやまない景色」は、みんなが心の底から笑って楽しくて最高の「音楽」だ。
8人の誰が欠けてもダメなんだ。
他の誰でもない。あの8人に駆け抜けて欲しいんだ。
その為にも過去でも未来でもない「今」を、一人のファンとして大切にしていこう。
ライブ後の帰りの新幹線で、一人そう決意した。
第3章 ありのままの2022年
【六石陽菜 内山悠里菜】
2022年1月、アニメ『CUE!』が始まった。
1st Partyでアニメ化が発表されてから1年間待っていたこともあり、内山さんが主役のキャラを演じる初めてのアニメだ。
嬉しくないわけがない。
第一話は深夜だというのにも関わらず、眠気を堪えてリアタイしたのを覚えている。
いざ始まると、感動が止まらなかった。
テレビから聞こえてくる陽菜を演じる内山さんの声。
陽菜たちがアニメの中で生き生きと動いている姿。
美しい映像と音楽。
そのどれもがアプリでずっと触れてきたCUE!の世界観を思い出させ、期待感やワクワクが止まらなかったのを覚えている。
そして、やっぱりエンディングのクレジットに流れたこの文字。
「六石陽菜 内山悠里菜」
ずっと夢見てきた景色だったからこそ、本当に感無量だった。
内山さんにとっても CUE!は大切な作品だということもわかっていたし、だからこそ余計に胸にくるものがあった。
今でもこの日写真で撮った「六石陽菜 内山悠里菜」の文字は私の宝物の一つだ。
【自信を持ってください】
2月、3月はとにかく就活で忙しかった。
いろいろと面接落ちまくってたし、もう全部どうでもよくなってメンタルめちゃめちゃやられていた。
冷静に考えて、説明会に行って、業界研究をして、ES書いて、適性検査を受けて、面接を何度も受けてやっと内定が出るってあまりにもプロセスが面倒すぎない?
しかも、それでやっと得られる権利が労働なのはやばい。
そんなこんなでメンタル終わってた私は、内山さんのオンラインサイン会で「就活が上手くいかなくて落ち込んでいるから誉めてください」というコメントを送った。
内山さんの応援があれば、これからも就活頑張れるという軽い気持ちで書いたのだが、これが予想外の返信を招くことになる。
「あなたはお手紙も文字数凄く書いてくれるし、私のいろんなところを見てくれてるのをちゃんとわかってるから、自信をもってください」
てっきり就活に関するコメントが返ってくると思ったら、応援に関するコメントが内山さんから返ってきた。
かなりびっくりはしたのだが、それ以上にただただ嬉しかった。
ちゃんと私の応援が内山さんに届いているんだって救われた気がした。
たった一言なのに、勇気と元気をいっぱいもらった。
内山さんは本当にいつも凄い方だ。
ファンの一人一人をちゃんと見ている。
その後、本気で頑張ってめっちゃ対策をして面接に挑んだら、無事に内定を獲得できた。
私が無事に就活を終えることができたのは、間違いなく内山さんのおかげだ。
【人生でラジオでお便りを読まれて一番嬉しかった日】
CUE! 第12話「声優のタマゴ」の陽菜回が放送された後の次のCUE&A月曜日。
その回では、内山さんがアニメに関することをたくさん話していた。
演技のことはもちろん、陽菜と自身が重なった場面だったり、とにかく陽菜や CUE! に対する愛をいっぱい語ってくれていた。
陽菜が自分のことを見つけてくれたことに感謝する内山さんを見ていると、本当に内山さんはCUE!のことが大好きなんだなって思った。
誰よりも陽菜のことを一生懸命考えて演技してきたことも、どれだけCUE!という作品のことを想って日々努力してきたのかも、全部全部伝わった。
だからこそ、陽菜の役は「内山悠里菜」という一人の人間にしかできなかったと心の底から思っている。
内山さんが陽菜を演じてくれたから、私も陽菜のことを好きになれた。
それをいつかCUE&Aで伝えたいと思っていた。だってCUE!のラジオなんだもん。
そんな想いで書いたメールがこれです。
このメールを内山さんが泣きそうになりながら読んでいた時、やっと伝えられたと思った。
ふつおたで読まれても、コーナーで読まれても、いつだってメールを採用されるのは嬉しい。
でも、この感想メールだけはいつかこの番組で伝えたいと思っていた特別なお便り。
放送が終わった後も、嬉しくてずっと泣いていたのを覚えている。
私がCUE&A月曜日にメールを送っていたのは、きっとあの日のためにあったのかなと今では思う。
【そして、私は内山さんと出逢った】
DIALOGUE+1stミニアルバム「DREAMY-LOGUE」のお渡し会の振替が決まった。
ずっとご時世で延期していたこのお渡し会だが、ようやく2年越しに開催されることになった。
私は応募券を持っていたので、当然参加することにした。
というよりも、参加したいと思う理由があまりにもありすぎた。
内山さんと対面で直接話すということは、私にとって大きな意味を持っていた。
2019年のコミケのCUE!のお渡し会には参加していなかったので、今回が初めてだった。
ずっとオンラインで話してきたけど、やっぱり対面で交わす言葉は温度感が違う。
目と目を合わせて紡がれる言葉は、何気ないけど私にとっては特別で大切なものだった。
いざ、内山さんの目の前に立つと緊張はしなかった。
その代わりに、今目の前に内山さんがいるんだと思ったら、喜びとか嬉しさとかを感じた。
そして、内山さんのニコニコ笑顔を見るともうダメだった。
泣かないって決めていたのに涙がこぼれそうだった。
でも何とか堪えて、ちゃんと伝えようと決めていたことを伝えた。
「内山さんと出会えて応援できていることが今本当に幸せです」
口に出すことに意味がある言葉って世の中にはあると思う。
だから、この言葉だけはどうしても内山さん本人に私の声で伝えたかった。
「こちらこそいつもありがとう!」
交わした言葉は、とても温かった。
その笑顔を見て、内山さんのことやっぱり好きだな~って思った。
感想の語彙力がなくて申し訳ないが、きっとこの日交わした言葉を私は忘れないだろう。
余談にはなるが、1回目で隣の宮原様に移動しようとしたら友人がまだ話していたので、内山さんの方を振り向いたら丁度フリーだったので手を振ったら「本当ありがとね~」と両手で手を振り返されたのは幸せすぎた。(早口)
【内山さんのファンとの邂逅】
内山さんとの初めてのお渡し会の後、内山さんのファンの2人であるS氏とK氏と一緒に御茶ノ水で飲み会をした。
S氏はもともと2021年に開催された「ほかなな」のイベントで会ったりスペースを一緒にやったりして面識はあったのだが、K氏とは実質面識は初めてだったように思う。
この時、K氏と内山さんの「Fashion in the Water」の紺色のパーカーがおそろっちになって笑ったのは覚えている。今は気軽に通話できるくらい仲良くなったのは、この時点ではあまり予想していなかったので人生は面白い。
飲み会の話題は内山さんとの出会いの話だったり、内山さんの好きなところの話だったり、ユニゾンの話だったり、応援のスタイルの話だったり。
詳しいところまでは覚えていないが、なぜか二人が執拗に私のお話会レポを聞き出そうとしてきて、その都度話題を巧妙なテクニックで逸らすという謎のバトルが繰り広げられていたのははっきり覚えている。
普通にお話会は内山さんを目の前にして泣きかけてしまったこともあり、多分言うのが恥ずかしかったんだと思う。
それはそれで今となっては良い思い出なのだが。
まあみんな酔っていたこともあってか、内山さんの可愛いところとか好きなところを語ってくれて私は嬉しかったよん。
これまで書いたお手紙見せ合いっこ大会も面白かったです。
あ、でもお手紙見せ合いっこは恥ずかしいから、本当に酔っている時じゃないと嫌かな。
それ以外はまたやろうね。
【あたりまえだと思っていた日常】
2022年6月25日からの数か月は、私にとって難しい時期だった。
いろいろ悩んだし、すごく迷って考えた。
今まであたりまえだと思っていたものが、一気に手のひらから零れ落ちて掴めない感覚。
大切だったものが崩れ去る現実をすぐに受け入れることは、どうしてもできなかった。
今思えば、考えすぎだな~と思ったこともあるし、逆に考えてよかったこともある。
応援するってこと、気持ちを届けるってこと、それまで深く考えてこなかったことを改めて考える機会になったし、それを未来に繋げていかなきゃいけないと感じた。
結局のところ、出した"答え"は、笑ってしまうくらい簡単で。
寄り道、いっぱいしちゃったように思う。
でも、また会えた時に「一緒に笑っていたい」と心の底から思えた。
そんな自分でいたかった。
だって、応援したいと思う心の声は、鼓動のように響いていたから。
好きの気持ちは、簡単に変わらない。
私が応援してきた全てのことが、やっぱり大好きで。
それは、私がやっと見つけた"あたりまえの日常"だった。
【未来に向けたフラスタ ~DIALOGUE+「Puzzle」東京公演~】
DIALOGUE+ LIVE 2022「puzzle」公演にて、フラスタをK氏と一緒に企画して内山さんに贈りました。
個人的にフラスタの企画を主催したのは2回目だったのだが、贈らないという選択はそもそもなかった。たとえ内山さんが出演しなかったとしても、気持ちを届けることを止めたくないという率直な想いから始まった企画だったように思う。
それに加えて、気持ちで負けない大きいフラスタをどうしても贈りたかった。
あの頃の内山さんへのありったけの気持ちを、フラスタに全部ぶつけたかったのだ。
K氏が以前のツアーでフラスタを贈っていたこともあり、二人で一緒に企画をしないかと相談したところ、すぐにOKを貰えてとても嬉しかったのは今でも覚えている。
絵師さんも3人集めることができたのは、本当に運が良かったですし、ご了承して頂いて感謝しかなかったです。
フラスタが完成できたのは、間違いなく御三方が一生懸命、心に響く素敵なイラストを描いてくれたことが大きいように思います。
改めて、最大級の感謝を。
役割分担という意味では、K氏には大変助けられましたね。
集金の管理だったり、お花屋さんとの連絡だったり、とても面倒なことを全部やってくれて本当に感謝しかないです。
私がやったことと言えば、絵師さんにイラストの発注書を書いたり、アイデアを出したり、名簿パネルを作るといったことくらいで、振り返ってみるとあまり貢献できなかったと感じる。
最初はS氏もアイデアの会議に混ざってくれてありがとね。
そんなわけで出来上がったフラスタがこちら。
今回、内山悠里菜さんにフラスタをカナタさんと一緒に主催をし、贈らせて頂きました!🌸
— みらいん (@seamirain) 2022年10月9日
イラストは写真左から順番にるりさん、くーまさん、あとさんに描いて頂きました!✨
お花のテーマは「ゆりにゃの音楽の楽しさ」と「約束と絆と未来」です。
皆の想いがゆりにゃに届きますように🧩#ダイアローグ pic.twitter.com/MCYtj8mcKx
お花に込めた想いとかは、ぜひツイートのリンク先でよろぴく。
現地で、このフラスタをK氏と一緒に見た時、胸が震えた。
それと同時に、このフラスタに関わってくれた人たち全てに感謝の気持ちでいっぱいだった。
約70人程の参加者の皆様、素敵なイラストを描いてくれた絵師の三人、共に企画をしてくれたK氏、届けたいと心の底から思える誰よりも優しい人。
誰が欠けても完成しなかった。
だから、何度でも言うように感謝しかない。
みんなで贈ることができて、本当に良かった。
しんどいと思った時も、大変だと思った時も当然あったけど、それを乗り越えられたのは内山さんのことが大好きで届けたいって思ったからだし、みんながいたから。
そして東京公演から数日。
旅はまた始まった。
楽しかったあの日々は全部は戻ってこなかったけど、だからこそまた楽しい思い出をたくさん作っていきたいと思った。
きっと、それが人生なのだ。
【信じる強さをくれた二つの「菜」は、六石陽菜と内山悠里菜でした】
32人のたくさんの「愛」で彩られたCUE! 4th Party。
たくさんの想いを抱えて臨んだライブだったが、あの瞬間、あの場所で感じた楽しさ、寂しさ、笑顔、涙、その全てが私にとって特別だった。
始まる前は、内山さんが復帰後に初となる舞台ということで、すごく緊張していた。
もしも自分が内山さんの立場だったら逃げ出したくなるくらい。
それだけステージに立つことは勇気のいることだったはず。
だから、不安で押しつぶされていないか、どうしても気がかりで。
でも、いざライブが始まってみたら、想いを歌に込めて、全身で客席にパフォーマンスを届けようとする内山さんの姿があって。
それを見たら、このライブの最後の一瞬まで、全身で楽しみたいと思った。
楽しめずに、後悔なんてしたくないって思った。
そうしたら、気持ちがふわっと軽くなって、ステージのみんなの顔が見えるようになって。
どの曲も、胸の奥まで響いてきた。
思い出が溢れてきた。
やっぱり、CUE!が好きなんだって心が叫んでた。
私が一番印象に残っているのは『ミライキャンバス』。
弱さも寂しさも全部受け入れ絵、自分が信じる未来に向かって突き進んでいく16人の歌声とダンスが好きだった。
そんな曲にいつも勇気をもらっていて。
だからだろうか。
前の曲である『ゆめだより』の落ちサビを、一人ステージで涙ながらに歌い上げた後の、この曲の彼女の歌声は、どこか儚げに、でも未来を瞳に宿して前を見つめる強さがあった。
身体を全身で大きく動かしながら、強く、強く、響かせる歌声は、頼もしさをくれた。
「ねえ大丈夫 この絵をそう 信じていてね」
そう歌声を紡ぐ彼女は、笑っていた。
笑っていたんだ。
その景色は、息をするのも忘れるくらい素敵なキャンバスで、陽菜の夢と未来が全部詰まった"陽菜色"に染まっていたように感じて。
この笑顔だったら、この歌声だったら、二人の未来をどこまでも信じられるって、改めてそう強く思えた。
やっぱり、音楽って言葉を超えるんだ。
思い返せば、信じる強さをくれたのは、いつも二人だった。
今の私は、この二人に支えられてきた部分が大きい。
人生で行き詰った時とか、不安な時や悲しくて寂しかった時。
側にあったのは、二人の"声"でした。
二人が勇気を持って前に進もうとする姿に、憧れていたし、追いつきたいとずっと思っていて。
だから、いつも自分を信じて一歩を踏み出す勇気を貰っていたんです。
きっとこれからも人生は続いていくけれど、今は胸を張ってこれだけは言えます。
内山悠里菜さんが、六石陽菜さんと出会ってくれてよかった。
だから、またあした。
【感謝を込めて、サンCUE!】
私が大好きだったラジオ番組であるCUE&Aが、3年の放送を経て終了した。
実質的な最終回が行われたのが、2022年12月7日。
パーソナリティーは内山さんで、いつも通り明るくお喋りしていて、このアットホームな月曜日が好きだったなとしみじみとしていた。
思えば、このブログでも書いてある通り、私がCUE&Aと出会えたのは全くの偶然で、全ての始まりであった。
だからこそ、番組に対する想いも大きかったし、振り返ってみたら楽しい思い出ばかりだ。
いっぱい笑ったし、いっぱい楽しんだし、時にはパーソナリティーの言葉に泣いたりもした。
こんなにも心を揺さぶられる素敵なラジオと出会えたことは、本当に幸せだったし、間違いなく私の誇りだ。
私は、最高のラジオ番組と出会えたんだ。
それだけでいい。それで十分だ。
だから、ありったけの感謝を込めて。
サンCUE~~~~~~~~~!!!!!!!!
【今日も明日も明後日も笑っていられますように!】
ここまで内山さんと出会ってからのことを書いてきたが、本当にいろんなことがあったなと感じる。
もちろんこのブログだけでは書ききれなかったこともたくさんあるのだが、内山さんと出会えたおかげで今はとても幸せだ。
いつだって私は自分で選択して、後悔がないように、今"したい"ことをできる限り優先してきた。
だから、今でも私は内山さんにお手紙に送っている。
応援の気持ちを言葉に変えて、ちゃんと届けたいってそう思えるから。
内山さんの音楽を受け取ることが嬉しい。
内山さんの声を聞けることが嬉しい。
内山さんの演技を聞けることが嬉しい。
内山さんが笑ってくれているだけで嬉しい。
そんなあたりまえで大切なことが私の幸せだ。
だから、今日も私は手紙の最後にこう書き綴る。
「今日も明日も明後日も笑っていられますように!」